箱根神社(はこねじんじゃ)
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
0460-3-7123
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)=箱根大神
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
交通安全・心願成就・開運厄除

第5代孝昭天皇時代(約2400年前)聖占上人が箱根山の駒ケ岳を神体山として祀ったのが創祀といわれ、第46代孝謙天皇の天平宝字元年(757)万巻上人が祭神3神を箱根山(駒が岳)より奉斎し、箱根三所権現として現在地に創建し、修験道と習合し関東山岳信仰の一大霊場であったという。
鎌倉期には伊豆山権現(走湯権現)と共に二所権現と呼ばれ、この2ヶ所に参詣する二所詣は、頼朝から6代・宗尊親王まで将軍家恒例行事として続けられたといわれ、武将の崇敬も厚く、北条早雲・徳川家康なども崇敬した記録が残っている。
また平安朝初期に箱根路が開通し、江戸時代には東海道の箱根宿や関所など、東西交通の要であったため、往来の旅人の道中安全祈願所として信仰されたという。
明治元年(1868)の神仏分離令により、関東総鎮守箱根大権現から箱根神社に改称。
明治・大正・昭和天皇・各皇族の参拝も多かったといわれている。
1667年に徳川四代将軍家綱が社殿を造営。社宝の「万巻上人座像」は関東最古の肖像彫刻といわれ、「箱根権現縁起絵巻」とともに国指定重要文化財。
境内には、樹齢800年以上といわれる杉並木が続き、参道中央の「矢立の杉」、社殿右の「安産杉」があり、「ヒメシャラ純林」は県指定天然記念物になっている。
例大祭(8月1日)。7月31日には、芦ノ湖の竜神を供養する特殊神事の湖水祭が行われ、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神に三升三合三勺の赤飯をお供えし、夜には湖岸の大灯籠に灯りがともり、湖面に多数の灯籠が流され、花火が打ち上げられるという

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